きみちゃん
私は意外と記憶力は良かった…と自分では思っていて、メモなんかしなくても自分の頭の中のメモ対応で大丈夫だったんだけど、は〜〜今やダメダメだね。振り返ったらもう忘れてるね。まさに鳥頭。
でもお陰でちょっとした嫌なことも忘れちゃうみたいで、そういうのはとってもいいかも。と思えています。
今回、あっ、これ、交換日記に書こう、と思ったものがあって。
最近読んだ本の中に出てきた、外国の面白い小咄を紹介しようと思います。
(忘れないように栞を挟んでおいたんだ。おかげで交換日記書けました)
物語の舞台ははるか昔。壺の中に入った魔人を見つける老漁師のお話でね。
老漁師は、60才くらい。あたしたちと同世代だわよね。昔は、そりゃ60って言えばじゅうぶん老人だったものね。
魔人から、願いをひとつだけ叶えてやると言われ、漁師は浜辺に立ち、考えに考えたんだって。
「今の自分に必要なものとは…?」「心から欲しいものは?」「新しい漁船?もっとよく釣れる漁場?それとも大金?」
考えに考えて考えて考えて、やがて『若さ』に辿り着いんたんだって。うん。そうかも。そうだよねえ。わかるわかるよ、老漁師さん。
そして、すっかり年老いてくたびれた同い年の妻を思い出したんだって。老漁師はようやく願いを決めて、そしてその願いを魔人に告げたの。
ねえねえ、なんか、いい話に進む予感だよね?もう、心がホッコリし始めてる私。きっと、心温まるハッピーエンドよね。
さあ、老漁師はどんな願いを口にしたのか?
「30才年下の女房が欲しい」
はあ?はああああ???
なんなの、この老漁師??昔の小咄とは言え、心で罵り始める私(ここで書かないけど!)。腹立つわあ!
でも、これで終わりじゃなかった。
「承知した」魔人が言うと、パッと煙が立ちのぼり、漁師は90才になっていた。
わーはっはっはっは!確かに、願いが叶ったねえ!
スッキリさせてもらったわあ!
私には全然思いつかなかったオチでした。ちょっと悔しっ。
ちなみにこの本は、別に小咄の本ではなくて、老いるということについて、人生の先輩から手紙形式で書かれた味わい深い本で、その中に覚えてる小咄として出てきたものでした。大事な本文より、こういう脇役みたいなとこの方を覚えている、そんなもんなのよねえ。
さて、きみちゃんも私も、それぞれ、ちょっと大きなイベントが近々控えているね。お互い体調崩さず、その日に臨めますように!
みの